第三十候「半夏生 (はんげしょうず)」 7/1~7/6頃
七十二候が夏至の末候に変わり、半夏が生え始める頃となりました。
「半夏」とはサトイモ科の「烏柄杓 (からすびしゃく)」の別名で、この頃、山道や畑などに生え始めます。
カラスビシャクは「狐のろうそく」、「蛇の枕」とも呼ばれ、名前のとおり、ひょろっと不思議な形をしています。
「半夏生 (はんげしょう)」は、七十二候であるとともに、雑節のひとつにも数えられます。
かつて半夏生は、夏至から数えて11日目とされていましたが、今では天球上の黄経100度の点を太陽が通過する日になっており、毎年7月2日頃にあたります。
農家にとっては大切な節目の日とされ、農家はこの日までに田植えを済ませ、このあとは田植えをしないという風習があります。
「半夏生前なら半作とれる」という言い伝えは、田植えが遅れても、半夏生の前なら平年の半分までは収穫できるという教えです。
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