季節のいきもの「鴛鴦 (おしどり)」
水鳥の中でも最も色彩豊かで美しいオシドリ。
この多彩で鮮やかな羽毛を持つのはオスのオシドリで、背には思羽 (おもいば) と呼ばれるイチョウの葉形をした羽があります。
一方、メスはというと、全体的に暗褐色で地味な色合いをしています。
オシドリの羽の色の美しさは、主としてオスだけに限ったものと思われていますが、実はオスの羽の色も季節によって大きく異なり、あの色彩を見せるのは、冬から春にかけての繁殖期だけなのです。
夏になると、オスもほとんどメスと同色に変わります。
このように、カモ類のオスが繁殖期経過後に一時的にメスのような地味な羽色になる状態を「エクリプス」といいます。
夏羽になると、雌雄の区別がつきにくくなりますが、雄はエクリプスでもくちばしが紅色で、メスは灰黒色をしています。
オシドリはカモ類の水鳥ですが、木にとまることが多く、産卵も木の洞 (うろ) の中で行います。
また、他のカモがあまり食べないシイ、カシ、ミズナラなどのドングリが好物で、広く開けた水面よりも、森林に囲まれた山の湖や池、木の陰の水面を好みます。
ところでオシドリは漢字で「鴛鴦」と書き、鴛はオス、鴦はメスを指しています。
仲むつまじい姿から「おしどり夫婦」の名の由来となっていますが、実際のオシドリは、毎年冬ごとに異なる相手と番 (つがい) になり、繁殖期以外は連れだって行動しているわけでもないそうです。
季節の楽しみいろいろ
季節の楽しみいろいろ
この季節におすすめの商品
この季節におすすめの商品
▲ Page Top
最近の投稿記事
2024.03.17
【令和6年能登半島地震】復興支援寄付金を被災メーカー2社へお届けしました
2024.01.24
【令和6年能登半島地震】売り上げの一部を被災メーカー2社へ復興支援金として寄付致します
2023.10.21
・【鈴木盛久工房】第十六代 鈴木盛久・襲名記念展のお知らせ
・【鈴木盛久工房製・南部鉄瓶】一部受注停止のお知らせ
2023.09.20
・「3Dセキュア2.0」(EMV 3-Dセキュア)導入のお知らせ
・「分割払い」「リボルビング払い」に対応しました
・適格請求書発行事業者登録番号のお知らせ
2022.10.13
・【商品雑録】実用にも使える! 愛らしいシルエットが魅力の「リス」型置物
・【商品雑録】[イチョウのまな板]削り直しのお申し込み方法について
2019.08.03
【和ろうそく】おすすめ!いざという時にも役に立つ昔ながらの「日本の灯り」