旬の味覚「マルメロ (カリン)」
黄色い産毛に包まれて、ちょっぴりボコボコとして不格好な洋ナシ型。
こちらは、10月初旬頃から収穫が始まり、旬を迎える「マルメロ」という果物です。
柿やリンゴほどなじみ深い果物ではありませんが、長野県はマルメロの生産量日本一。
国内生産量の9割近くのシェアを誇り、時期になると産地直売所やスーパーにずらりと並び始めます。
何ともいえない甘くていい香りがするマルメロですが、その実は硬くて渋みと酸味が強いため、生ではとても食べられません。
そのため、はちみつ漬けやジャム、果実酒などとして利用されます。
マルメロの種子には、アミグダリンという物質が含まれており、これがアルコール漬けや加熱処理をすることによって、ベンズアルデヒドに変わります。
この成分が「咳止め」「喉のイガイガの解消」「痰をとる」「喘息の発作を抑える」などの効果があるとして、日本では昔から民間療法で使われてきました。
マルメロとよく似た果物に、カリン(花梨)があります。
マルメロは中央アジアが原産で、形が洋梨に似て少しゴツゴツとしていますが、カリンは中国原産で、基本的に楕円形です。
見た目だけでなく、香りや使われ方、そして薬効までほぼ同じということで、よく混同されますが、最も分かりやすい見分け方は ”産毛” の有無。
マルメロには産毛がありますが、カリンの表面はつるっとしています。
我が家の冷蔵庫には、ほぼ一年中、「かりん液」が入っています。
夏はロックで、冬はお湯割りにして飲むのが定番ですが、日本酒やヨーグルトにもよく合います。
マルメロ(カリン)は、美味しいだけでなく、喉に優しいのが嬉しいところ。
特に喉を痛めやすい季節の変わり目には、毎年、かりん液やかりん飴などの様々な「かりん商品」のお世話になっています。
ちなみに、マルメロの国内生産量のうち約90%が長野県で作られており、昔からマルメロのことを ”かりん” と呼ぶそうす。
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