ヨシタ手工業デザイン室
カトラリーシリーズ「racco」

“瓶からジャムを取り出してパンに塗る”という用途に特化した「ジャムスプーン」。
ヘッドの特殊な形状は、普通のスプーンでは取りづらい丸みのある瓶底や肩の部分、立ち上がりのストレートな面などに添わせやすいように設計されており、瓶入りのジャムを無駄なく使い切ることが出来ます。
また、ヘッドの片面には“縁”があるので、ハチミツのようなとろみのあるものをすくってもこぼれにくく、もう一方の面は“フラット”に作られているので、パンの上にのせたジャムなどをサッと塗り広げることが出来ます。
スリムなハンドルは、市販マーガリンのケースに設けられている切り欠き幅（約12mm）にすっきり収まるので、マーガリン用としてもおすすめです。

多彩な工夫が凝らされた「ジャムスプーン」ですが、実は、直接口に運んでも食べやすい形状となっています。カップのヨーグルトやアイスなども容器の隅々まですくえるので、最後まできれいに食べきることが出来ます。ぜひ、お試しください。

「テーブルスプーン」は、カレーやオムライス、ガパオライスなどのご飯ものにはもちろん、スープを飲んだり、シリアルや果物を食べたりと、食卓の定番としてお使い頂けるスプーンです。
少し大きめのヘッドはたっぷりすくえてこぼれにくく、快適な使い心地。
深さは浅めに作られており、口からすっと引き抜けるので、気持ち良くお食事やデザートをお楽しみ頂けます。

大きめサイズの「レンゲスプーン」は、その名の通り“レンゲ”のような使い勝手で、チャーハンや天津飯などにぴったり。麺類を頂く際のレンゲとしても使いやすいように設計されています。
ヘッドはテーブルスプーンと同様に浅めに作られているので、口からすっと引き抜くことが出来ます。
また、口に入れやすいサイズながら、ヘッド全体を使えば一度にたっぷりすくうことが出来るので、麻婆豆腐などの大皿料理やポテトサラダなどを取り分ける際の“サービングスプーン”としても大活躍です。

“キッチンでも食卓でも役に立つ”がコンセプトの「racco」シリーズは、混ぜたりすくったり盛り付けたりと、キッチンでも使いやすいカタチです。
大振りの「テーブルスプーン」は、マフィンの生地をカップに流したり、メロンやカボチャのわた・種をぐるりと掻き出したり、２本使ってつくねを丸めたりと、調理用スプーンとしても大活躍。
「バターナイフ」や「ジャムスプーン」は、餃子の餡を皮にのせたり、調味料をすくう用途としても役立ちます。

また、「racco」のカトラリーは、それぞれ持ち手部分が僅かに湾曲しているため、スタッキングしやすい形状です。異なる種類同士を重ねても収まりが良く、数が増える程に嵩張るスプーン類も、raccoならよりすっきりと収納することが出来ます。

raccoシリーズの「ハシ」は、和洋問わず使えるナチュラルな雰囲気が魅力です。
一見するとシンプルなお箸ですが、材には耐久性に優れた天然のマラス材を使用し、お料理を挟む先端部分にはザラザラとした仕上げが施されています。また、両端は四角く削り出されているので転がりにくく、麺類などもしっかりと掴むことが出来ます。

表面には食器にも使われるウレタン塗装が施されており、食洗機での洗浄も可能です。丈夫で使いやすく、普段使いにぴったりのお箸です。

なお、同シリーズの「テーブルスプーン」「レンゲスプーン」のハンドル部分は、「ハシ」がのせられる形状になっています。
「racco」というシリーズ名も、スプーンとお箸を重ねた姿が“ラッコがお腹の上で上手に道具を使って食事をする様子に似ている”ところから、名付けられました。