工房蓮
遊楽の印「伝統文様」

遊楽の印「水玉」「親渦」「子渦」「亀甲唐花」「麻の葉 (赤)」「麻の葉 (白)」＜工房蓮＞｜暮らしのほとり舎

国内外から人気をあつめる工房蓮の本柘印、遊楽の印 (ゆらのいん)。

左より、「水玉」「親渦」「子渦」「亀甲唐花」「麻の葉 (赤・白)」と、日本の伝統的な文様いろいろです。

メインの絵柄印の背景としてお使い頂くと、そこはかとなく和の雰囲気を醸し出してくれます。

ゴム印とは異なる硬質で繊麗な印影は、本柘印ならでは。いろいろな絵柄や文字印と組み合わせて使う楽しみもまた「遊楽の印」の魅力の一つです。

Item Details

■「水玉」印面：9.5mm角 / 長さ：30mm

さもない文様印ですが、出番が多く、何かと重宝する一本です。傘と合わせれば雨模様、雪だるまと合わせれば雪舞う景色に、金魚と合わせればあぶくのように。バニラスタンプで捺すと、他の印をさりげなく引き立ててくれます。
赤い印泥や朱肉で捺して頂くと、水玉の中の空洞もきれいに印影がでますので、アクセントになりかわいいです。

【上画像使用印】※下記の商品名をクリックすると、該当商品のページが開きます
■ 遊楽の印「水玉」＜使用例＞
朱印 (印泥「美麗」) ：蝶々 (右向・正面)・結 (ちび白文)・雪だるま・Thank you (朱文)・水玉・鳩 (子・父)・小包・傘・仔犬 (中村芳中)・吉日 (白文草書)・赤椿 (枝付)
黒印 (ヒシエム黒肉) ：ほんのきもち・吉日 (朱文草書)
橙印 (artnic 191「ゴールデングリッツ」) ：水玉
薄青印 (artnic 137「ペールブルー」) ：水玉
バニラ印 (artnic 181「バニラ」) ：福 (朱文) 12mm・水玉

■「子渦」印面：7.5mm角 / 長さ：30mm　　■「親渦」印面：12mm角 / 長さ：30mm

ぐるぐると螺旋状に渦巻く「渦文様」は、水流の渦巻く様子から生まれました。
古くからある文様の一つで、縄文時代から土器や土偶に多く描かれ、世界各地に見られる原始文様です。
水や空気の流れを表す渦は、金魚やとんぼ、葉っぱや花びら、麦わら帽子など、組み合わせるハンコ次第で、水面のようにも風のようにも、色々と楽しめます。
散らして捺せば、リズムが生まれ、どこかほのぼのとした雰囲気も漂います。

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■ 遊楽の印「親渦」「子渦」＜使用例＞
朱印 (印泥「美麗」) ：福祐 (白文)・おじぞうさん・ちび和・とんぼ・縁・でんでん虫・ありがとう 12mm・ちび福・ひょっとこ・お多福ねえさん・子渦・吉日 (白文草書)
緑印 (artnic 161「グリーンティ」) ：蛙
金印 (artnic 91「ゴールド」) ：子渦
灰印 (artnic 183「セメント」) ：子渦・親渦
バニラ印 (artnic 181「バニラ」) ：親渦・子渦

「親渦」は、下半分に薄紙を挟んで重ね捺しすれば、波のような雰囲気に。
紙の裏面に、くっきりと濃い色で捺して、表面に透かして見せてあげても面白いです。

■「亀甲唐花」印面：7.5mm角 / 長さ：30mm

亀の甲羅をかたどった正六角形に、端正な花文様を組み合わせた亀甲唐花。中国から渡来した古典文様の「唐花 (からはな)」は、実在の花ではなく、空想上の花文様で、日本では奈良時代から見られます。有職文様 (ゆうそくもんよう) の一つであり、長寿を象徴する「亀甲」と合わせた大変縁起の良い文様です。
バニラスタンプでつなげて捺せば、上手に背景を作ってくれますし、一気に高雅な雰囲気が漂います。
海外のお客様にも人気の絵柄です。

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■ 遊楽の印「亀甲唐花」＜使用例＞
朱印 (印泥「美麗」) ：亀・感謝 (片喰)・鶴・赤鯛・白鯛・亀甲唐花・Thank you (朱文)・猫 (鍬形蕙斎)・書きのし・福 (朱文枠)
黒印 (ヒシエム黒肉) ：松の葉・御祝
濃緑印 (artnic 29「エバーグリーン」) ：松葉・竹 (笹) / 白,赤・松
バニラ印 (artnic 181「バニラ」) ：亀甲唐花

■「麻の葉 (赤)」印面：9.5mm角 / 長さ：30mm　　■「麻の葉 (白)」印面：12mm角 / 長さ：30mm

麻の葉に似ていることから名づけられた麻の葉文様。
麻は丈夫で、すくすくと真っ直ぐ伸びることから、昔は子供の成長を願い、産着の柄として用いる風習がありました。
くっきりと美しい紅白捺しも素敵ですし、バニラスタンプで背景として合わせても涼しげな印象です。

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■ 遊楽の印「麻の葉」＜使用例＞
朱印 (印泥「美麗」) ：麻の葉 (赤,白)・ちどり (白)・団扇・夏・書きのし・ふくら雀・祝 (枠)・ちび和・折鶴 (赤)・風鈴
黒印 (ヒシエム黒肉) ：吉日 (朱文草書)
バニラ印 (artnic 181「バニラ」) ：麻の葉 (赤,白)

「遊楽の印 (ゆらのいん)」の遊び方いろいろ

箸袋や結婚式のペーパーアイテム、ポチ袋や封筒、お熨斗や帯などに…アイディア次第で様々にお使い頂けます。

オリジナルのタグをつけて贈り物に添えても素敵ですし、しおりやブックカバーなど手作りしてみるのも楽しいものです。
無地の和紙便箋があれば、絵ハガキやポストカード、写真などを差し上げる際にも重宝します。

遊楽の印 (ゆらのいん) の印材には、本柘 (ほんつげ) を
使用しています。

本柘と呼べるのは、国産の柘のみですが、その中でも
最高級とされる鹿児島県産の「薩摩本柘」を使用して
います。

柘は暖地に自生する常緑小高木で、成長が遅く、材質
は極めて緻密。狂いが少なく、古くから印章や版木、櫛 (くし) や定規、将棋の駒などに用いられてきました。

美しい黄褐色の木肌もまた、柘の魅力の一つです。

「遊楽の印 (ゆらのいん)」が出来るまで・・・

工房蓮のオリジナル遊印「遊楽の印 (ゆらのいん)」は、完全手彫りの印ではなく、最初に機械で彫った後に、職人さんが一本一本手仕上げをして作られます。

柘はとても繊維が硬く、硬質で繊細な線（印影）を楽しめる印材ですが、その一方、硬い繊維を横切り、細かい線を彫るのは容易ではありません。
1本仕上げるまでにかかる手間を考えると、手彫りでの商品化は難しい印です。

また、小さな印面に繊細な絵を彫ることができるのは機械ならではとも言えますし、1,500円前後の価格帯でご提供できるのも機械で彫っているためです。機械は正確に同じものをいくつも彫ってくれますが、そのままでは印影が粗いことがあり、手仕上げが必要になります。そのため、同じ絵柄でも仕上がりに若干の違いがあり、完成時には一本一本、試し捺しをして印影を確認しています。未使用品ではありますが、印面に朱肉の色が付いていますので、何卒ご了承ください。

柘印は、ゴム印のように軽くぽんと捺すと絵のどこかがつかず、かといって、しっかり力を込めて捺すと角までついてしまう、ということがあります。きれいに捺すには、まっすぐ垂直に力を入れて捺します。印材自体が小さいので、空いている手で印材のトップを捺してあげると上手くいきます。下敷きとして、はがき1〜2枚分くらいの厚さの紙を敷いて捺すのがおすすめです。市販の捺印マットは沈みすぎて紙が持ち上がってしまい、印材の角まで紙についてしまいます。

絵柄印と異なり、枠付朱文や白文タイプ（印面全体に朱が付き、字が白く出る印）は、少し厚めの下敷きを敷き、四方向に向けてぐりっと力を入れて捺してあげると綺麗に捺せます。

お使い頂いた後は、ティッシュで側面と印面の朱肉等を軽く拭き取って収納します。水で洗ったり、スタンプクリーナーでお手入れする必要はありません。（印材に水分が浸み込むと傷んでしまいます）

時々、印掃ブラシで印面を軽くこすってあげると、より長く美しい印影をお楽しみ頂けます。