高澤ろうそく店
ろうそく等伯燭台セット
七尾和ろうそくの老舗・高澤ろうそく店の「ろうそく等伯 燭台セット」です。
主原料には、福岡県筑後で採れる櫨 (はぜ) が使われています。
櫨の実を絞って作られるハゼロウ (櫨蝋) は、「ジャパンワックス」とも呼ばれ、古くから和ろうそくだけでなく、相撲さんの鬢 (びん) 付け油、木製家具や建具の艶出し剤、膏薬 (こうやく) や口紅などの原料として、江戸時代から幅広く使われていました。
そのため、商品作物として明治時代まで西日本各地で盛んに栽培されていましたが、安価な石油製品や蜜蝋に押され、生産量は年々減り、現在ではハゼロウをつくる会社は日本国内で数社になってしまいました。
Item Details
和ろうそくの芯は、太く、蝋 (ロウ) の吸い上げが良いので、空気がしっかりと供給されます。そのため、炎が大きく上にのび、やさしくあたたかなひとときを演出してくれます。
また、和紙で出来た芯は、溶けたロウを芯が吸い上げながら燃えるので、蝋が垂れるのを防ぎ、最後まできれいに燃え尽きるので、においも汚れも気になりません。
「ろうそく等伯」は、一つずつ風合いの良い和紙に包まれています。高級感のある桐箱におさめられているのでギフトにもおすすめです。
櫨から作られる「ろうそく等伯」は、火を灯すとロウが溶け、櫨色 (はじいろ) へと変わります。
また、ハゼロウで作るろうそくは、粘り気があるため、溶けたロウが流れ落ちにくいのが特徴です。
深くあたたかみのある黄色と、やわらかに揺れる炎は、ゆったりとした時間を生み出します。
櫨は、秋になると美しく紅葉し、草木染の材料にもなる有用植物です。
櫨の実は、果皮に多くの油脂成分を含みますが、これを蒸して圧搾し油脂分を抽出し、さらに不純物を取り除くことで、ようやく「ハゼロウ (木蝋)」が出来上がります。
櫨を使ったろうそくは、表面に白い粉のようなものが
浮いてきます。
これは、植物ロウ独特の性質で、油脂の脂肪分が
浮き出て結晶になったものです。
そのまま安心してご使用ください。
「ろうそく等伯」の名前は、高澤ろうそく店がある能登七尾出身の絵師・長谷川等伯から付けられました。
等伯の代表作である国宝『松林図屏風』は、墨の濃淡で光の強弱を生み出すことによって、霧に包まれ現われては消える松林の風情を見事に表しており、近世水墨画の最高傑作とも言われています。
そしてろうそくの形もまた能登の松林をイメージしています。
櫨ろうそく特有の表面の白い粉は、霧に包まれたような雰囲気を醸し出し、閑静で奥深い『松林図屏風』をイメージさせてくれます。
西洋ろうそくとの違いは原料
日本には、大きく分けると「和ろうそく」と「西洋ろうそく」の2種類のろうそくがあり、その違いは材料にあります。
一般的に、和ろうそくの芯は和紙、蝋 (ロウ) は植物油。西洋ろうそくの芯は木綿糸、蝋は鉱物油が使われます。
和ろうそくの蝋には、ハゼの実や植物性の油脂、大豆から作ったソイワックス、お米の糠を使った糠蝋、蜂の巣から
取り出した蜜蝋などが使われています。昔は、鯨の油を使った蝋もありました。
石油を使わないという点でも、エコな灯りです。
煤 (すす) が出にくい
植物性のロウを使った和ろうそくは、西洋ろうそくに比べて煤が出にくく、仏壇を傷めることがありません。
また、和紙でできた芯は、溶けた蝋を芯が吸い上げながら燃えるので、蝋が垂れるのを防ぎ、最後まできれいに燃え
尽きます。においも汚れも気になりません。
炎が消えにくい
和ろうそくの芯は、和紙を棒に巻きつけ、い草から採れる燈芯を、一本一本丁寧に巻いて作られています。
棒に巻きつけることによって、芯の上まで空洞ができます。火をつけると穴から空気を取り入れて火を吸引すること
から、炎がゆらゆらと大きく揺らぎ、 消えにくいのが特徴です。
和ろうそくの炎が風がない時に揺れるのは、こうして芯から空気が流れることによって起きる現象です。
癒しの効果(1/fゆらぎ)
ろうそくの炎のゆらぎには、小川のせせらぎやそよ風、星の瞬き、蛍の光など、自然現象に見られるものと同じ、
人が心地よく感じるリズムを持っています。
人の鼓動も同じリズムを刻むことから、このような刺激を受けると人は、快適に感じると言われています。
いつもの食卓に、和ろうそくを一つ灯してみて
ください。親しい人と灯りを囲むとき、そこには
親密な温かい雰囲気が生まれます。
一つのろうそくを囲んで、ゆらゆら揺らめく炎に
照らされれば、いつもの空間にゆったりとした
豊かな時間が流れます。
蛍光灯などの直接照明は消しましょう。
間接照明を使って本が読めるくらいの明るさに
するのがベストです。
それぞれのろうそくに最適なサイズの「南部鉄 こま燭台」が、セットになっています。
ギフトラッピングについて
40代 / 女性
【ろうそく等伯 (3号7本入)|ろうそく消し (芯切り) あひる|南部鉄 こま燭台 (小)】
ろうそく等伯 (3号7本入) : 3号サイズなので小さいろうそくなのですが、火を灯すと存在感が浮き立って炎に見惚れます。心穏やかな時間を味わえてとても幸せです。
ろうそく消し (芯切り) あひる : 渋さあり可愛さありでとても素敵です。とても使いやすくてお気に入りです。
南部鉄 こま燭台 (小) : コンパクトだけど重厚感があります。ろうそく等伯を置いた時の佇まいがカッコ良すぎです![2023/02/23]
60代 / 男性
【菜の花ろうそく (2号40本入)|ろうそく等伯 (7号30本入)|ろうそく消し (芯切り) あひる|南部鉄 こま燭台 (小・中)|角トレー (無地 / ウレタン・拭き漆仕上げ)|ミニトレー】
菜の花ろうそく (2号40本入) : 和蝋燭の炎が落ち着いた気分にさせます。
ろうそく等伯 (7号30本入) : 高価な和蝋燭であり、まだ灯しておりません。特別な日に灯してみようと思います。
ろうそく消し (芯切り) あひる : 可愛らしいあひるの芯切ですが、蝋燭消しには専用のものも一緒に購入したほうが良かったと思っています。(芯を抑える面積が少ないため)
南部鉄 こま燭台 (小・中) : 鋳物製でしっかりした製品で安心して使えますが、蝋燭によってはがたつきが発生します。差し込む部分(棒状の部分)にテーパがあったほうがもっと安心して使えます。
角トレー (無地 / ウレタン仕上げ) : 仏壇に使っています。桐製で安心して使っています。
角トレー (無地 / 拭き漆仕上げ) : 食卓の上の小さなポット敷きに使っていますが、軽く重宝しています。
ミニトレー : 仏壇で蝋燭消し置きに使っていますが、場所も取らずちょっとしたアクセントになっています。[2017/01/15]
70代 / 女性
【ろうそく 等伯 (6号2本入)|南部鉄 こま燭台 (中)】
都内の公園でハゼの紅葉は時期的に早め。どっさり実をつけた雌株のハゼ。六義園でたくさん実を拾いました。ロウソクの形はできなくとも、炎をあげるところを確認しようと思ったから。そして、ネット検索していたら、貴ページにめぐり会い、眺めていたら欲しくなったのです。娘・息子夫婦にもワンセットプレゼントするつもりで買いました。灯してみたら、蜀台の雰囲気もよく、大満足しています。心温まるプレゼントになることでしょう。
ありがとうございました。[2016/11/25]
こちらの商品の売り上げの一部を、令和6年能登半島地震により被災されました製造元の高澤ろうそく店へ、復興支援金として寄付致します
ろうそく等伯 / 3号 7本入
燭台セット
高澤ろうそく店
サイズ : 1.8 × 8 cm
燃焼時間 (目安) : 1時間20分
入数 : 7本
生産地 : 石川県
付属燭台サイズ : 小
◆ 桐箱入り
5,000円 (税込 5,500円)
こちらの商品の売り上げの一部を、令和6年能登半島地震により被災されました製造元の高澤ろうそく店へ、復興支援金として寄付致します
ろうそく等伯 / 6号 2本入
燭台セット
高澤ろうそく店
サイズ : 1.9 × 11 cm
燃焼時間 (目安) : 2時間10分
入数 : 2本
生産地 : 石川県
付属燭台サイズ : 中
◆ 桐箱入り
4,500円 (税込 4,950円)
こちらの商品の売り上げの一部を、令和6年能登半島地震により被災されました製造元の高澤ろうそく店へ、復興支援金として寄付致します
ろうそく等伯 / 12号 1本入
燭台セット
高澤ろうそく店
サイズ : 2.4 × 14 cm
燃焼時間 (目安) : 4時間
入数 : 1本
生産地 : 石川県
付属燭台サイズ : 大
◆ 桐箱入り
5,700円 (税込 6,270円)
【商品の特性・ご注意】
・和ろうそくは、それだけで立つことはできないので燭台が必要です。差込口の穴径に応じた燭台をご使用ください。
もし燭台の芯が太い場合には、ろうそくを差し込み、止まったところで軽く押し込み、固定してください。
・燭台の下には、敷板などを敷いて、机を保護してください。
・欠けや割れのあるろうそくの使用は、避けてください。
・火をつけたまま、そばを離れないでください。
・燃えやすいものの近くでは、使用しないでください。
・風がなく、水平で安全な場所でお使いください。
・複数のろうそくを灯す際に、互いの距離が近いとロウが垂れますので、離してご使用ください。
・和ろうそくの芯には、和紙と燈芯を使用しているため、燃焼時に芯が炭化して炎が大きくなり過ぎることがあります。
その際には、燃え残った黒い芯を切って、炎の大きさを調節してください。
芯切りをお持ちでない場合は、金属製の箸などの燃えないもので挟みとり、灰皿などに捨ててください。
・やけど防止のため、ろうそくの炎や溶けたロウ、燃焼中や消火直後の燭台には、触れないでください。
・息を吹きかけてろうそくを消すと、溶けたロウがとび散ることがあります。
消火の際には、芯切りやろうそく消しのご使用をお薦めします。
・消火後、残ったろうそくを処分する場合は、水を入れた容器にしばらく浸してから処分してください。
・閉め切った部屋でご使用の際は、換気を怠らないでください。
・小児の手の届かない所に保管してください。
・直射日光を避け、涼しい所に保管してください。
高澤ろうそく店(たかざわろうそくてん)
明治25年創業。石川県の稀少伝統工芸品のひとつである、七尾和ろうそくの老舗です。
櫨や米ぬか、菜種、椰子の油など、自然素材、植物性由来にこだわった和ろうそく作りを続けています。
高澤ろうそく店が創業した明治25年には、県内各地に和ろうそくを扱うお店がありましたが、電燈の普及と
共に、各地にあった和ろうそく店は姿を消し、現在、石川県内で和ろうそくを作っているのは高澤ろうそく店
1軒のみです。
高澤ろうそく店 取扱い商品一覧
七尾和ろうそくとは
能登半島のつけ根に位置する七尾市。天然の良港を持つ七尾は、昔から北前船の寄港地として栄え、各地の
原料を取り寄せて作られた七尾和ろうそくは、北前船に乗って全国各地に運ばれていきました。
七尾和ろうそくの歴史は古く、江戸時代に仏教の普及と共に仏壇の灯明として広く用いられるようになりました。
石川県は真宗王国と言われ、特に能登地方は寺が多く、昔から信仰心の厚い土地柄だったため、寺だけでなく
一般の人々にも和ろうそくの需要が多かったようです。
「ろうそく等伯 (燭台セット)」におすすめの商品
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