高澤ろうそく店
うるしろうそく
七尾和ろうそくの老舗・高澤ろうそく店の「うるしろうそく」です。
うるしろうそくは、石川県の輪島で採れた漆 (うるし) の実を絞った漆ロウだけで作られています。
輪島塗の産地で行われている漆の植林活動を応援したいという思いから作られた和ろうそくです。
和ろうそくの芯は、太く、蝋の吸い上げが良いので、空気がしっかり供給されます。
そのため、炎が大きく上にのび、やさしくあたたかなひと時を演出してくれます。
Item Details
1本の燃焼時間は約50分。漆ロウは、粘気があるので垂れにくく、ゆったりとした橙色のあたたかみのある炎が特徴です。
雰囲気のある活版印刷の紙箱入りですので、贈り物にもおすすめです。
「うるしろうそく」は、(1) 8本入り・(2) 4本入り燭台セット・(3) 4本入り燭台ろうそく消しセットの3種類がございます。
燭台ろうそく消しセットは、南部鉄のこま燭台 (小)と、あひるモチーフが愛らしい真鍮製のろうそく消し (芯切り) が付属しています。同封されているリーフレットは英文の記載もありますので、海外の方へのお土産にも良さそうです。
高澤ろうそく店と同じ能登にある輪島は、古くからの
輪島塗の産地です。漆の幹に傷をつけ、わずかに
染み出す樹液を掻きとり、木地に塗り重ねます。
漆器は英語で「ジャパン」と呼ばれるほど日本人に
馴染みの深いものですが、現在、国内産の漆の
自給率は、なんと1~2%程度と言われ、その多くを
海外産のもので賄っています。
輪島では国内産漆を増やすため、漆の植林活動を行っていますが、漆の木から漆が採れるようになるまでは約20年と長い歳月を要します。しかし、その間も、木の手入れなど人の手間がかかり続けることが課題でした。
そこで注目したのが、漆の木の実です。
漆の実は毎年収穫することが出来るので、この実でろうそくを作り販売することで、漆の植林が進み、能登の里山風景や塗り物の文化を残すお手伝いになれば、という思いから生まれました。[写真提供:高澤ろうそく店]
いつもの食卓に、和ろうそくを一つ灯してみて
ください。親しい人と灯りを囲むとき、そこには
親密な温かい雰囲気が生まれます。
一つのろうそくを囲んで、ゆらゆら揺らめく炎に
照らされれば、いつもの空間にゆったりとした
豊かな時間が流れます。
蛍光灯などの直接照明は消しましょう。
間接照明を使って本が読めるくらいの明るさに
するのがベストです。
西洋ろうそくとの違いは原料
日本には、大きく分けると「和ろうそく」と「西洋ろうそく」の2種類のろうそくがあり、その違いは材料にあります。
一般的に、和ろうそくの芯は和紙、蝋 (ロウ) は植物油。西洋ろうそくの芯は木綿糸、蝋は鉱物油が使われます。
和ろうそくの蝋には、ハゼの実や植物性の油脂、大豆から作ったソイワックス、お米の糠を使った糠蝋、蜂の巣から
取り出した蜜蝋などが使われています。昔は、鯨の油を使った蝋もありました。
石油を使わないという点でも、エコな灯りです。
煤 (すす) が出にくい
植物性のロウを使った和ろうそくは、西洋ろうそくに比べて煤が出にくく、仏壇を傷めることがありません。
また、和紙でできた芯は、溶けた蝋を芯が吸い上げながら燃えるので、蝋が垂れるのを防ぎ、最後まできれいに燃え
尽きます。においも汚れも気になりません。
炎が消えにくい
和ろうそくの芯は、和紙を棒に巻きつけ、い草から採れる燈芯を、一本一本丁寧に巻いて作られています。
棒に巻きつけることによって、芯の上まで空洞ができます。火をつけると穴から空気を取り入れて火を吸引すること
から、炎がゆらゆらと大きく揺らぎ、 消えにくいのが特徴です。
和ろうそくの炎が風がない時に揺れるのは、こうして芯から空気が流れることによって起きる現象です。
癒しの効果(1/fゆらぎ)
ろうそくの炎のゆらぎには、小川のせせらぎやそよ風、星の瞬き、蛍の光など、自然現象に見られるものと同じ、
人が心地よく感じるリズムを持っています。
人の鼓動も同じリズムを刻むことから、このような刺激を受けると人は、快適に感じると言われています。
ギフトラッピングについて
40代 / 男性
【うるしろうそく 1.5号 4本入 / 燭台・ろうそく消しセット】
うるしろうそく:うるしの実が描かれた美しい包装紙を、心落ち着かせながらゆっくり開けました。はじめは小さな灯でも、時間が経つと大きくなって揺らいでいく様子が和みます。
燭台:小さいながらもどっしりとした作りで、安心してろうそくが立てられます。
ろうそく消し:木の実をついばむかのようなかわいらしい作りで、毎日の癒しになっています。[2024/09/11]
50代 / 女性
【うるしろうそく 1.5号 8本入】
こだわりの詰まった商品です。素朴な素材で、無駄のないデザインの箱。まるで一冊の本を手にしたかのようです。ろうそくを優しく包む包装紙には漆の実が描かれており、内表になっているのでそれが透けて見え美しいです。説明書の作りにもこだわりを感じ、漆ろうそくの作り手の思いを受け取った気持ちがします。大切に灯をともしたいと思います。[2023/03/16]
60代 / 男性
【うるしろうそく 1.5号 8本入】
ゆらゆらと、ほんのり灯る和ろうそくは見ていて、心が和みます。
ただ、漆ろうそくの利用には、芯切狭は必須でした。
芯の長さを時折り調節してやれば、和ろうそくの灯りが楽しめます。[2018/06/09]
うるしろうそく / 1.5号 8本入
高澤ろうそく店
サイズ : 1.5 × 0.8 × 8 cm (上×下×長さ)
燭台差込口 (直径) : 3 mm
燃焼時間 (目安) : 50分
入数 : 8本
生産地 : 石川県
2,000円 (税込 2,200円)
こちらの商品の売り上げの一部を、令和6年能登半島地震により被災されました製造元の高澤ろうそく店へ、復興支援金として寄付致します
こちらの商品の売り上げの一部を、令和6年能登半島地震により被災されました製造元の高澤ろうそく店へ、復興支援金として寄付致します
こちらの商品の売り上げの一部を、令和6年能登半島地震により被災されました製造元の高澤ろうそく店へ、復興支援金として寄付致します
【商品の特性・ご注意】
・和ろうそくは、それだけで立つことはできないので燭台が必要です。差込口の穴径に応じた燭台をご使用ください。
もし燭台の芯が太い場合には、ろうそくを差し込み、止まったところで軽く押し込み、固定してください。
・燭台の下には、敷板などを敷いて、机を保護してください。
・欠けや割れのあるろうそくの使用は、避けてください。
・火をつけたまま、そばを離れないでください。
・燃えやすいものの近くでは、使用しないでください。
・風がなく、水平で安全な場所でお使いください。
・複数のろうそくを灯す際に、互いの距離が近いとロウが垂れますので、離してご使用ください。
・和ろうそくの芯には、和紙と燈芯を使用しているため、燃焼時に芯が炭化して炎が大きくなり過ぎることがあります。
その際には、燃え残った黒い芯を切って、炎の大きさを調節してください。
芯切りをお持ちでない場合は、金属製の箸などの燃えないもので挟みとり、灰皿などに捨ててください。
・やけど防止のため、ろうそくの炎や溶けたロウ、燃焼中や消火直後の燭台には、触れないでください。
・息を吹きかけてろうそくを消すと、溶けたロウがとび散ることがあります。
消火の際には、芯切りやろうそく消しのご使用をお薦めします。
・消火後、残ったろうそくを処分する場合は、水を入れた容器にしばらく浸してから処分してください。
・閉め切った部屋でご使用の際は、換気を怠らないでください。
・小児の手の届かない所に保管してください。
・直射日光を避け、涼しい所に保管してください。
高澤ろうそく店(たかざわろうそくてん)
明治25年創業。石川県の稀少伝統工芸品のひとつである、七尾和ろうそくの老舗です。
櫨や米ぬか、菜種、椰子の油など、自然素材、植物性由来にこだわった和ろうそく作りを続けています。
高澤ろうそく店が創業した明治25年には、県内各地に和ろうそくを扱うお店がありましたが、電燈の普及と
共に、各地にあった和ろうそく店は姿を消し、現在、石川県内で和ろうそくを作っているのは高澤ろうそく店
1軒のみです。
高澤ろうそく店 取扱い商品一覧
七尾和ろうそくとは
能登半島のつけ根に位置する七尾市。天然の良港を持つ七尾は、昔から北前船の寄港地として栄え、各地の
原料を取り寄せて作られた七尾和ろうそくは、北前船に乗って全国各地に運ばれていきました。
七尾和ろうそくの歴史は古く、江戸時代に仏教の普及と共に仏壇の灯明として広く用いられるようになりました。
石川県は真宗王国と言われ、特に能登地方は寺が多く、昔から信仰心の厚い土地柄だったため、寺だけでなく
一般の人々にも和ろうそくの需要が多かったようです。
「うるしろうそく」におすすめの商品
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