第十候「雀始巣 (すずめはじめてすくう)」 3/20~3/24頃
七十二候が春分の初候に変わり、雀が巣を作り始める頃となりました。
昼の時間が少しずつ伸びる春から夏にかけては、雀にとっての繁殖期で、早朝から夕方まで、枯草や毛をせっせと集めて巣作りを始めます。
「雀の巣」、そして春に生まれた雀のひな鳥「雀の子」は、春の季語。
ひなはくちばしが黄色いので、黄雀とも。
田畑や人家のすぐそばに棲息する雀は、古くから日本人にとって最も身近な存在で、俳句や民話などに用いられることも多い野鳥です。
苔の上を歩くスズメ
また雀は、他の鳥の大きさ等を比較する際の基準となるので「ものさし鳥」とも呼ばれます。
秋の収穫時には稲穂をついばむいたずら者として憎まれることもありますが、ふっくらとした姿かたちや鳴き声は、言いようもなく可愛いものです。
スズメが落とした桜の花
ちなみに、桜の花をついばんで、ぽとりぽとりと落とすことがありますが、これは花の蜜を食べるため。
スズメと桜
くちばしが太く短いスズメは、メジロやヒヨドリのように、花の中にくちばしを深く入れて蜜を吸えないことが理由だそうです。
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