大矢製作所銅おろし金
羽子板 (両面)4番 / 6番
Item Details
裏面は薬味用となっており、さらに細かく目立てされています。
また、錆止めの役割と、おろす食材の味を変えないために、持ち手以外の部分には錫 (すず) でメッキが施されています。
大矢製作所の銅おろし金は、銅板に
金槌で鏨(たがね) を打ちつけながら、
一目ずつ刃を立てていきます。
そのため、目の大きさや凹凸、並び
などが少しずつ不揃いになっています。
おろす度に大根やワサビの新しい面が
次々と刃にかかり、何度も向きを変え
る必要もなく、軽い力でスムーズに
おろすことができます。
並んでいる刃と刃の向きが逆になって
いるのも、手打ちだからこそ。
量産されたおろし金は、切れ味の鈍さから断面をすり潰すような形になって、繊維と水分が分離してしまいます。
フードプロセッサーを使用した場合も水分が大量に出てしまうのはこのためで、せっかくの栄養素も流れ出てしまいます。
大矢製作所のおろし金は、すべて手彫りで鋭い刃を起こしているため、大根の繊維を潰すのではなく、“切っている” ことが分かります。
柔らかでまろやかな、素材の味が活きたおろしが楽しめます。
天ぷらをはじめとする油ものや、肉料理との相性も良い大根おろしは、美味しいだけでなく、実は体にも良いことが分かっています。
大根には、アミラーゼなどの消化酵素やビタミンCが豊富に含まれていますが、熱に弱いため、大根おろしとして生のまますりおろすことで、はじめて効果的に体内に取り入れることが出来ます。
ただ、大根おろしは、時間が経つと辛味が抜け、大根に含まれるビタミンCも減ってしまうので、食べる直前にすりおろすのが良いそうです。
薬味として「大根おろし」を使う時には、辛味を強くしたいのなら先端の方を、あまり辛くしたくない場合は、根元の葉に近い方を使うのがおすすめです。
“銅”のおろし金の魅力
江戸時代から受け継がれてきた銅のおろし金。ステンレス、プラスチックやセラミック製など様々な種類のものがありますが、昔からおろし金といえば「銅」とされてきました。
刃が鋭いので、大根おろしが泡雪のように
素材となる純銅の板は、金槌で万偏なく叩き締められます。叩けば叩くほど銅の組織が縮んで硬度が増し、そこへ起こして作られる刃は、とても鋭利で丈夫なものとなります。
ちゃんと目 (刃) が立っているので切れ味が鋭く、食材の繊維を”潰す”のではなく、細かく”切っている”ので、水分 (栄養素) を含んだまま。
出来上がった大根おろしはキメが細かく、細胞が潰れていないから時間を置いてもあまり水が出てこないのです。
簡単に、ふんわりと適度な水分を含んだ美味しいおろしが出来上がります。
こだわりの本目立て。刃の並びが不均一なので、おろす作業がスムーズ
大量生産されるおろし金は、刃が揃っており、1ヵ所の面だけがおろされてしまいますが、大矢製作所の手作りのおろし金は、一見すると刃の並びが揃っているように見えて、実は微妙に不規則です。
そのため、おろす度に食材の様々な面があたり、何度も向きを変える必要もなく、軽い力で手早くおろすことができます。
大根おろしは美味しく体にも良い一方、切れないおろし金ではおろす作業が力仕事となり手間ですが、大矢製作所の銅おろし金なら、使いたい時に使いたい分だけ、気軽にサッとおろすことが出来ます。
おろし金に最適な素材
おろし金は、鏨 (たがね) と金槌を使い、手作業でひと目ずつ刃を起こして作っています。
そのため、素材がアルミだと柔らか過ぎてすぐに目が丸くなってしまい、ステンレスや鉄だと硬過ぎて目が立たないそうです。一方、銅は抗菌作用もあり、すべてにおいてベストな素材ということから、古く江戸時代から使われてきています。
程よい重みで安定感
鍛え上げられた純銅を使用しているため、少し重みがありますが、その分、安定感はバツグンです。
重さが気になる方は、機能性を重視した据え置きタイプの「銅おろし金 (箱型)」がおすすめです。
目立て直し(刃の立て直し)をすることで長年ご使用いただけます
長年使用していると刃先が磨耗し、切れ味も悪くなってきますが、目立て直しをすることで、見映えも機能もほぼ新品同様に戻ります。
大矢製作所の銅おろし金は、一般家庭で15年から20年もつそうですが、3度は目立て直しができるので、50年は使える計算になります。まさに、一生もののおろし金です。
一つで二役! お料理の幅が広がります
表面は目の粗い大根用、裏面は目の細かい薬味用となっています。
表面は大根だけでなく、様々な野菜・果物にご使用いただけます。
お蕎麦やお好み焼きにも入れたい長芋おろし、自家製ドレッシングに玉葱おろしと、お料理のレパートリーが広がります。
軽い力ですりおろすことができるので、 大量に大根おろしが必要となる雪鍋(みぞれ鍋)などもストレスなく作れます。
また、ミキサーの様に場所を取らず、分解して洗う必要もないので、焼き魚や玉子焼き、天ぷら、ステーキに少量添えたい場合も、さっと出して好きな量だけおろせます。
ギフトラッピングについて
30代 / 女性
【銅おろし金 羽子板 (6番両面)】
自分でも使っていて良かったので母の誕生日プレゼントに購入しました。きめ細かくおろせ、喜んでもらっています。[2018/01/20]
50代 / 女性
【銅おろし金 羽子板 (4番両面)】
銅おろし金 羽子板(4番両面)を購入しました。おろす時の音が心地良く、ふんわりとした食感に 美味しさが増したように感じました。両面が使い分けができるのも 便利です。箱型の方が 置いたまま使えるので 手痛がつらい方には便利かもしれません。[2017/02/22]
50代 / 女性
【銅おろし金 (箱型)|銅おろし金 羽子板 (6番両面)】
銅おろし金箱型は当然ながら、受け皿がいらないし、網もついているので余分な水分もきってくれるし、大根おろしの食感はシャキシャキですごく美味しかったです。
羽子板の方は、おもに、生姜や、薬味用に購入したのですが、すごく、細かく擦れて生姜の風味も一段と美味しかったです。
長く使えそうなので、少しお値段はしますが、いい買い物だったと思います。[2017/01/07]
【商品の特性・ご注意】
・刃が非常に鋭利に出来ていますので、指などを怪我しないよう、取り扱いにご注意ください。
・重量があり、硬い材質ですので、持ち運びにはご注意ください。
・初めてお使いになる際は、食器用洗剤で一度洗ってからご使用ください。
・野菜や果物用のおろし金です。冷凍品や骨やチーズなど、硬い物には使わないでください。
・火のそばに置かないでください。
・錆止めと食材の味を変えないために、錫 (すず) でメッキが施されています。
ただ、メッキをしてあっても変色は避けられません。使い込むほどに出る味わいと考え、末永くご愛用ください。
・食材 (リンゴなど) の特性により、使用後に表面酸化による変色が見られますが、衛生上の問題はございません。
【お手入れについて】
・使用後はすぐにすすぎ洗いをし、お湯をかけて振り落とし、余熱で乾燥させてください。
または、乾いた布巾を軽く叩くように当てて、水気を取り乾かしてください。
・野菜や果物の繊維が付着して取れにくい場合は、歯ブラシや棒たわしなどで洗うと、簡単に取ることが出来ます。
・浸けおき洗い、塩素系漂白剤やクレンザー、スチールたわしなどは、ご使用にならないでください。
・食器洗浄器のご使用は、お控えください。
・刃が硬い物に当たったりしないように保管してください。
・お子様の手の届かないところに保管してください。
・塩分や酸などを含んだ汚れを付着したまま放置したり、湿気の多い場所での保管は緑青 (サビ) の原因となります。
・緑青は、乾いた状態では発生しません。緑青が出た場合は、酢と食塩を同量に混ぜた物を、布きれやブラシに付けて
こすると落とすことが出来ます。その後は、お湯や水で洗い流し、しっかりと乾燥させてください。
【おろし金の目立て直しについて】
丈夫な刃ですから少なくとも10年以上は大丈夫ですが、切れ味が悪くなりましたら目立て直しをご利用ください。
目立て直しとは、古くなった刃を一旦削り落とし、新しい目(刃)を立てることです。
前の刃を立てた穴が少し残りますが、メッキもやり直しますので、見映えも機能もほぼ新品同様に戻ります。
3回は目立て直しができる “一生もの” ですので、長くご使用頂けます。
なお、目立て直しの料金は、販売価格の50%です。往復運賃は、お客様のご負担となりますので、ご了承ください。
(使用年数や変色だけでは修理をなさる必要はありません)
大矢製作所(おおやせいさくしょ)
昭和三年創業のおろし金製造の老舗です。
大矢さんのおろし金は全て、叩き締めた硬い銅板に、鏨(たがね)と呼ばれる道具と金槌を使い、
手作業でひと目ずつ刃を掘り起こして作っています。ちゃんと目が立っているので切れ味が鋭く、
食材の繊維を潰すのではなく細かく切っているので程よく水分を含んだ美味しいおろしが楽しめます。
大矢製作所 取扱い商品一覧
「銅おろし金 羽子板」におすすめの商品
「銅おろし金 羽子板」におすすめの商品
▲ Page Top
東北
関東
北陸
- 能作 (高岡鋳物)
- syouryu (錫食器)
- 橋本幸作漆器店 (輪島うるし箸)
- 高澤ろうそく店 (七尾和ろうそく)
- 岩本清商店 (金沢桐工芸)
- 我戸幹男商店 (山中漆器)
- MokuNeji (山中漆器)
- 双葉商店 (銀杏のまな板)