第三十五候「土潤溽暑 (つちうるおうてむしあつし)」7/28~8/1頃
七十二候が大暑の次候へと変わり、熱気がまとわりつくような蒸し暑い頃となりました。
土が強い陽気を受けて熱を発することや、熱そのものを「土熱れ (つちいきれ)」といいますが、まさにこの時期の蒸し暑さを体現している言葉といえます。
また、じっとりと蒸し暑いことを表す「溽暑 (じょくしょ)」は、陰暦6月の異称にもなっています。
よくニュースや新聞などで耳にする「夏日」や「真夏日」。
この「夏日」とは最高気温が25℃以上の日、「真夏日」は30℃以上の日のことを指しています。
加えて2007年からは、35℃以上の日を「猛暑日」と呼ぶようになりました。
またこの時期、夜になっても気温が下がらず、寝付けない日がありますが、このような一日の最低気温が25℃以上の日は「熱帯夜」と呼ばれ、真夏日や真冬日とともに、気候の統計値に用いられています。
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