第五十四候「楓蔦黄 (もみじつたきばむ)」 11/2~11/6頃
七十二候が霜降の末候に変わり、楓 (かえで) や蔦の葉が色づく頃となりました。
北国や山々はすでに紅葉に染まっている頃ですが、紅葉前線が日ごとに南下してくる晩秋には、平地でも美しい秋の景色が楽しめます。
女神湖の紅葉[長野県北佐久郡立科町]
秋が深まるごとに色を重ね、まもなく散っていく紅葉は、移ろいゆく季節を愛でる日本人にとって格別なものであり、春の桜と同じくらい待ちわびられる存在でした。
紅葉狩りの歴史は古く、平安の頃から始まったそうです。
ちなみに、紅葉 (もみじ) の語源は「揉みいず」で、色が揉み出されるという意味です。
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