第五十六候「地始凍 (ちはじめてこおる)」 11/12~11/16頃
七十二候が立冬の次候に変わり、寒さで大地が凍り始める頃となりました。
夜は冷え込みがいっそう厳しくなり、冬の訪れがはっきり肌で感じられる季節です。
朝には霜が降り、場所によっては霜柱が見られることも。
日ごとに寒さが増し、季節は本格的な冬を迎えます。
小石を持ち上げる霜柱
霜の降りるような夜、地中の水分が凍ってできる氷の柱が「霜柱」です。
空気中の水蒸気が地物に昇華してできる霜とは別のでき方で、湿気の多い柔軟な土質に生じます。
霜柱ができるにはさらに条件があり、地面近くの気温が0℃、下の地中の温度が0℃以上、土壌の含水率が30%以上ある場合に発生しやすいそうです。
そして、その成長点は柱の上部ではなく下部にあり、押し出されるように伸びていきます。
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