我戸幹男商店(がとみきおしょうてん)- 石川県 -
明治41年(1908年)石川県山中温泉にて我戸木工所として創業。
木地屋職人として木地師の理念を受け継ぎ、漆器の元となる木地の
完成度にこだわった漆器を多く作ってきました。
近年では、デザイナーと精度の高いろくろ技法とのコラボレーションにて
実用性と芸術性の高さを併せ持つ漆器を作りだしています。
山中漆器とは
山中漆器の歴史は、安土桃山時代に越前の国から、加賀市山中温泉の真砂という集落に木地師の集団が
移住したことに始まります。
その後、山中温泉の湯治客への土産物として造られるとともに、江戸中頃からは会津、京都、金沢から
塗りや蒔絵の技術を導入して木地とともに茶道具などの塗り物の産地として発展してきました。
石川県には「木地の山中」「塗りの輪島」「蒔絵の金沢」と3つの漆器産地があります。
年間を通して適度な湿度があるため、漆の乾燥に適しており、古くから漆器の産地として知られています。
山中独自の伝統技術
山中といえば、 木工ろくろの一大産地です。
木地が透ける程に薄い『薄挽き』や、 木地の表面に鉋を当てて細かい模様を付ける『加飾挽き』など
他に類を見ない独自の技術を保有し、他産地の追随を許さぬものがあります。
鉋で作る模様は「千筋」をはじめ40種とも50種ともいわれ、模様ごとに使用する鉋が異なります。
木の切り出し方
山中漆器の繊細な木地作りを支えているのは、木の切り出し方にあります。
多くの産地では、丸太を板状に切り出して、木地をとる「横木取り」をしています。
一方、山中では木を輪切りにして、木地をとる「縦木取り」。
木が育つ方向に逆らわず木地をとるため、歪み・ねじれがでにくく、精巧な加工に向いています。
縦木は狂いにくいのが最大の特徴ですが、ロスが多く割高になります。
隠れた配慮がなされています。
40代 / 女性
【KARMI (釜) スミ】
シンプルでモダン、でもちょっと個性的な茶筒を探していました。まさに理想通りで、とても素敵です。
少々お値段張りますが、買い替えたりする物ではないので、大事に使って行きたいと思います。[2015/05/31]
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- 我戸幹男商店 (山中漆器)
- MokuNeji (山中漆器)
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