第十七候「霜止出苗 (しもやみてなえいずる)」 4/25~4/29頃
七十二候が穀雨の次候に変わりました。
暖かくなるとともに、霜が降りなくなり、苗が健やかに育つ頃です。
種籾が芽吹き、すくすく青々と伸びていきます。
稲の苗
この頃になると、夜間の冷え込みもなくなり、霜も降りなくなります。
とはいえ「八十八夜の忘れ霜」といって、暖かさに霜の心配を忘れかけた4月下旬頃、思わぬ遅霜に見舞われることも。
霜は、農業に対する影響が大きく、特に茶葉にとっては大敵です。
日本一のお茶どころの静岡県では、地方気象台が全国で唯一、遅霜予報を行っており、茶業関係者は、遅霜予報を聞いて防霜ファンの駆動制御やシート掛けなどの対策を行うそう。
10月下旬に二十四節気は「霜降」へと移り変わり、この頃からまた霜が降りはじめます。
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