鈴木盛久工房(すずきもりひさこうぼう)- 岩手県 -
江戸時代に南部藩が城を構えた城下町・盛岡の地で、代々続く南部鉄器の老舗。鈴木家は、寛永2年 (1625) に、南部家の本国・甲州より御用鋳物師として召し抱えられて以来、藩の御用を勤めてきました。
現代においても、受け継がれてきた昔ながらの伝統技法により、鉄瓶から鉄小物まで、様々な南部鉄器を作り続けています。
「鈴木盛久」の名は代々継承され、第13代鈴木盛久は、国の「記録作成等の措置を講ずべき無形文化財」。現在は、鈴木成朗氏(16代目)により、継承されています。グラフィックデザイナーなどの経歴をもつ16代目は、グラフィックや建築などに着想を得た造形や紋様を取り入れた個性的なデザインから、伝統的なクラシカルなデザインまで、多彩な作風が魅力。なお同工房は、来年 (2025年) には、創業からちょうど “400年目” を迎えます。
南部鉄器とは
南部鉄器といえば、岩手県の代表的な工芸品です。
その歴史は古く、平泉藤原氏三代の頃より、刀剣、鉄香炉、釜などの鋳造が行われていましたが、17世紀中頃、
茶道に造詣の深かった28代南部藩主が、京都から盛岡に釜師を招き、茶の湯釜を作らせたのが始まりといわれます。
盛岡の地は古くから砂鉄・岩鉄などの良質な鉄資源に恵まれ、川砂・粘土、漆、木炭など鋳物に必要な原料が
豊富に産出されたことも、この地で南部鉄器が栄えた大きな一因とされています。
「わび・さび」を重んじる心が生みだす独特の品格を持つ南部鉄器は、藩主の献上品として栄えた性格上、
美術工芸品的要素が強いという特質があります。
50代 / 女性
【日の丸形鉄瓶 (小)|瓶敷き / 鍋敷き (角)|蓋置「五徳」】
とても丁寧な梱包でした。
これから鉄瓶を大事に育てていくという気持ちが一層高まりました。
五徳と瓶敷きも愛らしく、鉄瓶と合わせて落ち着いたら空間になっていて、ずっと眺めていたいです。
鉄瓶で沸かした白湯は柔らかく、心も体も満たされます。[2024/09/09]
50代 / 男性
【日の丸形鉄瓶 (中)】
手に取ると思っていたより小ぶりで、重くなく、とても使いやすい鉄瓶です。
夫婦二人で使うのにもちょど良いサイズ・容量で、これから毎日使って育てていきたいと思います。
実際手に取ると、予約してでも毎日使う道具として手に入れたい一生モノの逸品とあらためて思いました。[2024/05/01]
30代 / 男性
【霰紋玉形鉄瓶】
飽きが来ないシンプルなデザインで、長く使っていきたいと思います。
これまであまり水を飲まないほうでしたが、水が驚くほどまろやかになり、自分から飲むようになりました。[2023/12/22]
50代 / 女性
【日の丸形鉄瓶 (小)|瓶敷き / 鍋敷き (丸)|蓋置「五徳」】
思っていたよりも軽くてびっくりしました。
重厚感もあり、古典的な面持ちもあるのにキッチンに置くと新鮮な感じがします。
また配送は丁寧で商品をとても大切に扱っているお店屋さんだと感じました。
まあるい鉄瓶に鍋敷(丸)も良く合いますね。[2023/08/05]
鈴木盛久工房取り扱い商品一覧
暮らしのほとり舎- Blog -
その他の鈴木盛久工房製・南部鉄瓶のお取扱いについて
「日の丸形鉄瓶」の他、下表中の南部鉄瓶についても、同様の内容にて "ご予約購入" および "購入希望登録" を承っております。
容量 (ℓ) | 鉉 | 口造り | 塗装 | 価格 (税抜) | 購入方法 | 納期目安 (ご予約購入時) |
|
櫛目丸形鉄瓶 | 1.3 | 袋鉉 | 姥口 | 錆色 | 220,000円 | 予約・登録 | 1~2年 |
手毬鉄瓶(大) | 1.3 | 袋鉉 | 輪口 | 錆色 | 200,000円 | 予約・登録 | 1~2年 |
手毬鉄瓶(小) | 1.0 | 袋鉉 | 輪口 | 錆色 | 180,000円 | 予約・登録 | 1~2年 |
雪華紋鉄瓶 | 1.3 | 袋鉉 | 輪口 | 錆色 | 200,000円 | 予約・登録 | 1~2年 |
※原材料の価格高騰などにより、メーカーにて値上がりする場合がございます。
上表中の南部鉄瓶の "ご予約" をご希望のお客さまは、お問い合わせフォームよりその旨をご連絡ください。後日、前受金のお支払い方法等についてご案内致します。
上表中に「登録」の記載がある鉄瓶について "購入希望登録" をご希望のお客さまは、専用フォームよりお申し込みください。
また、その他の鈴木盛久工房製の南部鉄瓶についてもご相談を承ります。お気軽にお問い合わせください。
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