鈴木盛久工房
水玉紋丸形鉄瓶
Item Details
普段の暮らしにも自然と溶け込むシンプルなデザインの丸形鉄瓶。
リズミカルに配された水玉文様が愛らしく、和洋問わずインテリアとしても素敵です。
蓋にも一ヵ所、水玉紋がさりげなく。
蓋の丸いつまみには「虫食い」と呼ばれる細工が施され、小さな孔が開いています。
つまみの内部は空洞になっており、熱くなり過ぎない構造に。細かな部分にも手を凝らした美しい鉄瓶です。
口造りは、輪をめぐらしたような形の「輪口 (わぐち) 仕様」。
持ち手は、鉄の丸棒を曲げて造られる「無垢鉉 (むくづる)」です。
鉄瓶裏面の中央部には、「へそ」を埋め戻した跡があります。
へそは、溶鉄を流し込むために開けられていた穴で、この跡があることは、伝統的な鋳造技法によって作られた「焼型鉄瓶」である証し。注ぎ口の付け根部分には、「盛久」の刻印が入っています。
「焼型鉄瓶」と「生型鉄瓶」の違い
一方、「焼型鋳造法」は、古来からの伝統的な製作技法であり、高度な技術はもちろん、多くの知識や経験が必要とされる技法です。
きめの細かい真土型に、一つひとつ手作業によって描かれる美しい文様や繊細な鋳肌は、「焼型」ならでは。
熟練の職人によって鋳込まれる鉄瓶は、最適な厚みを持ち、必要以上に重たくなりません。
そして、全てが手作業ゆえ、同じ型の鉄瓶でも、それぞれにわずかに異なる表情を見せてくれます。
この技法によって作られる鉄瓶は、「焼型鉄瓶」と呼ばれ、同様に区別されます。
南部鉄器の歴史そのものとも言える“鈴木盛久工房”の南部鉄瓶は、すべて「焼型鋳造法」によるもの。
製作には一切の妥協を許さず、多くの手間と時間を掛けながら、一つひとつ丁寧に作られています。
50代 / 女性
【水玉紋丸形鉄瓶|瓶敷き / 鍋敷き (丸)」】
丁寧な梱包で送っていただきありがとうございました。
使用からほぼ3か月が経過しましたが、毎日の朝一杯の白湯が習慣となり、貧血状態が改善されてきたように感じています。味も最初のうちは鉄瓶で沸かしたものとの違いを感じませんでしたが、使い始めてから一ヶ月ほど経つと、まろやかさが出てくるようになりました。
キッチンのインテリアとしてデザイン的にも優れていると思います。
非常に良いものを買えたと思っています。[2020/12/05]
水玉紋丸形鉄瓶鈴木盛久工房
- サイズ : 20.5 × 16.0 × 13.5 cm
- 底径 : 9.0 cm
- 重さ : 1,150 g
- 容量 : 0.8 ℓ(満水)
- 鉉 : 無垢鉉
- 口造り : 輪口
- 素材 : 鉄
- 着色 : 錆色仕上げ
- 生産地 : 岩手県
- ◆ 化粧箱入り
- ※生産休止中
【熱源について】
・炭火が最適ですが、ガスレンジやIH調理器でもご使用頂けます。その場合は、弱火を心掛けてください。
※IH調理器によっては、底径12cm未満のものは加熱できないなどの仕様がございます。お使いになる機器の
取扱説明書などをよくご確認の上、ご利用ください。
IH調理器に関するお問い合わせは、IH調理器の各製造メーカーへお問い合わせください。
【商品の特性・ご注意】
・同じ商品でも、一点ごとに色味や質感の表情、雰囲気が微妙に異なりますが、これは、鈴木盛久工房特有の
魅力ですので、風合いとしてお楽しみください。
・一つひとつ手作りされるため、同じ商品でも寸法や重量などに若干の差異が生じる場合がございます。
おおよその “目安” としてご理解ください。
・お湯を沸かす際は、吹きこぼれ等防止のため、水の量は満水容量の “8割程度まで” としてください。
・熱くなった本体や蓋は、テーブルなどに直接置かないでください。
【お手入れについて】
・鉄瓶の内側は、絶対に触らないでください。
・鉄瓶の内側や外側を洗剤で洗ったり、たわしやスポンジ等でこすったりなどは、絶対にしないでください。
・ご使用後は、鉄瓶の内側・外側をしっかりと乾燥させてください。
・鉄器は、水分や塩分、油分を嫌いますので、それらは避けてお使いください。
・汚れなどは、乾いた布で乾拭きしてください。乾拭きで取れない場合は、熱湯で洗い、しっかりと水分を
拭き取ってください。
暮らしのほとり舎- Blog -
鈴木盛久工房製「南部鉄瓶」& 関連アイテム取り扱い一覧
その他の鈴木盛久工房製・南部鉄瓶のお取扱いについて
「日の丸形鉄瓶」の他、下表中の南部鉄瓶についても、同様の内容にて "ご予約購入" および "購入希望登録" を承っております。
容量 (ℓ) | 鉉 | 口造り | 塗装 | 価格 (税抜) | 購入方法 | 納期目安 (ご予約購入時) |
|
櫛目丸形鉄瓶 | 1.3 | 袋鉉 | 姥口 | 錆色 | 220,000円 | 予約・登録 | 1~2年 |
手毬鉄瓶(大) | 1.3 | 袋鉉 | 輪口 | 錆色 | 200,000円 | 予約・登録 | 1~2年 |
手毬鉄瓶(小) | 1.0 | 袋鉉 | 輪口 | 錆色 | 180,000円 | 予約・登録 | 1~2年 |
雪華紋鉄瓶 | 1.3 | 袋鉉 | 輪口 | 錆色 | 200,000円 | 予約・登録 | 1~2年 |
※原材料の価格高騰などにより、メーカーにて値上がりする場合がございます。
上表中の南部鉄瓶の "ご予約" をご希望のお客さまは、お問い合わせフォームよりその旨をご連絡ください。後日、前受金のお支払い方法等についてご案内致します。
上表中に「登録」の記載がある鉄瓶について "購入希望登録" をご希望のお客さまは、専用フォームよりお申し込みください。
また、その他の鈴木盛久工房製の南部鉄瓶についてもご相談を承ります。お気軽にお問い合わせください。
鈴木盛久工房(すずきもりひさこうぼう)
江戸時代に南部藩が城を構えた城下町・盛岡の地で、代々続く南部鉄器の老舗。鈴木家は、寛永2年 (1625) に、南部家の本国・甲州より御用鋳物師として召し抱えられて以来、藩の御用を勤めてきました。
現代においても、受け継がれてきた昔ながらの伝統技法により、鉄瓶から鉄小物まで、様々な南部鉄器を作り続けています。
「鈴木盛久」の名は代々継承され、第13代鈴木盛久は、国の「記録作成等の措置を講ずべき無形文化財」。現在は、鈴木成朗氏(16代目)により、継承されています。グラフィックデザイナーなどの経歴をもつ16代目は、グラフィックや建築などに着想を得た造形や紋様を取り入れた個性的なデザインから、伝統的なクラシカルなデザインまで、多彩な作風が魅力。なお同工房は、来年 (2025年) には、創業からちょうど “400年目” を迎えます。
鈴木盛久工房 取扱い商品一覧
南部鉄器とは
南部鉄器といえば、岩手県の代表的な工芸品です。
その歴史は古く、平泉藤原氏三代の頃より、刀剣、鉄香炉、釜などの鋳造が行われていましたが、17世紀中頃、
茶道に造詣の深かった28代南部藩主が、京都から盛岡に釜師を招き、茶の湯釜を作らせたのが始まりといわれます。
盛岡の地は古くから砂鉄・岩鉄などの良質な鉄資源に恵まれ、川砂・粘土、漆、木炭など鋳物に必要な原料が
豊富に産出されたことも、この地で南部鉄器が栄えた大きな一因とされています。
「わび・さび」を重んじる心が生みだす独特の品格を持つ南部鉄器は、藩主の献上品として栄えた性格上、
美術工芸品的要素が強いという特質があります。
南部鉄器の“茶托”いろいろ
「水玉紋丸形鉄瓶」におすすめの商品
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東北
関東
北陸
- 能作 (高岡鋳物)
- syouryu (錫食器)
- 橋本幸作漆器店 (輪島うるし箸)
- 高澤ろうそく店 (七尾和ろうそく)
- 岩本清商店 (金沢桐工芸)
- 我戸幹男商店 (山中漆器)
- MokuNeji (山中漆器)
- 双葉商店 (銀杏のまな板)